保健事業

お医者さんと禁煙

「簡単そう」とチャレンジしてわかるのが禁煙の難しさです。どうしても喫煙がやめられないのは「ニコチン依存症」という病気のせいです。だからお医者さんと禁煙が有効です。

お医者さんと禁煙する理由

1.喫煙者の70%は治療が必要な「ニコチン依存症」です。

タバコをやめられないのは、その方の意思の弱さではなく、ニコチンのもつ強い依存性が原因です。このような喫煙習慣は「ニコチン依存症」 といわれ、治療が必要な病気とされています。

2.お医者さんが自分に合った有効な治療法をアドバイスしてくれます。

その方に合ったアドバイスを受けられる他、禁煙補助薬(※)を処方してもらえるので禁煙の成功率が高まります。

※禁煙補助薬であるニコチンガムやニコチンパッチは、ニコチン不足の症状を和らげてくれます。

3.健康保険による禁煙治療を受けると、自己負担が軽くなります。

一定の要件を満たすことで、禁煙治療に健康保険が適用され、負担も軽くなります。

健康保険で禁煙治療を受けられる条件

健康保険で禁煙治療を受けるためには、以下の4つの条件を満たしている必要があります。自己チェックしてみましょう!

  1. 現在たばこを吸っていて、直ちに禁煙しようと考えている
  2. 医療機関で禁煙治療の同意書に署名を求められることに同意する
  3. 35歳以上の場合、1日平均喫煙本数×喫煙年数が200以上である

    (例)1日平均喫煙本数20本で11年間吸っている場合・・・
      20本×11年間=220(≧200なので条件を満たします)

  4. ニコチン依存症テスト(下表)の結果が5点以上である

[ニコチン依存症テスト]

問1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
問2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3 禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
問5 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
問6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
問7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問8 タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。

※禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抗うつなどの症状が出現している状態。

問9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?
問10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

禁煙治療に健康保険が適用できる医療機関一覧

保険が適用できる医療機関は限られておりますので、あらかじめお問い合わせの上受診なさることをおすすめします。なお、最終的な「ニコチン依存症」の診断は医師が行います。健康保険の適用が可能かどうかは別途確認して下さい。

【参考リンク】

(ご参考)禁煙補助薬は「カフェテリアポイント」で購入することもできます。

「カフェテリアプラン」を開き、「商品を探す」に『禁煙』と入力し「検索」ボタンを押すと「禁煙補助薬」が出てきます。

PAGE TOP